イメージとテンション
他者とイメージの共有をすることは、コミュニケーションの上で実に重要なことだ。
方向性というものを複数人で話し合うことが日常的にある。
デザインの仕事なのでトーン&マナーという言葉を使うことが多いのだけど、他の言い方をする人も多い。
たとえば、「この部分は明るい雰囲気で」とか、「整然とした感じで」とか、そんなふうに話は進んでいく。
経験上、「雰囲気」を使う人が多い。「トーン」や「ニュアンス」も多い。
あるとき、外注先のディレクターさんと打ち合わせをしていた時のこと
「では、こことここは同じ調子で…」
なるほど、調子ね。
超頭良い人があえて簡単で読みやすい文章を書く的なスマートさがある。
その後も「調子」という言葉は「トーン」や「雰囲気」と同じ意味合いを保ちながら随所で使用された。
しかしまぁ新しく開発したくなる欲を刺激する課題だ。
「ムード」「趣」「たたずまい」「情緒」「風情」「空気感」…
打ち合わせで使われたら「なに言ってんだ?」って思うだろうけど、けっこう見つかった。
ちなみに私は「テンション」と言うことが多いけど、他に使っている人を見かけたことが無い。
「なに言ってんだ?」って思われているのかも知れない。